2015年10月25日日曜日

オープンソースカンファレンス2015 Tokyo/Fall に参加しました(1日目)

ごきげんよう。

掲題の通り
2015年10月24日、25日に開催の
オープンソースカンファレンス2015 Tokyo/Fall に参加しました。

24日(1日目)の参加報告を簡単に記載します。

OSC2015 Tokyo/Fall公式ハッシュタグ:#osc15tk


<<1日目>>

■PostgreSQLトラブルシュート


アシストさんはプレゼン資料を印刷して配布してくれるので
とても助かります。

・PostgreSQLの問い合わせの傾向
・ロック/ハングによる迷宮入りを防ぐために
・サポート事例
・まとめ

の構成でした。

年間1500件以上のPostgreSQL製品の問い合わせの傾向を教えてくれました。
PostgreSQLの問い合わせにおいてトラブルの問い合わせは全体の2割程度のようです。
再現待ちの避け方や調査の手がかりについて展開されておりました。

また、pg_stat_activitypg_locksなどから原因を切り分ける具体的な方法を展開していてとても役立ちそうです。

EXPLAIN ANALYZEを使った実行計画の確認方法も具体的な例が資料に記載されており、保存版になりそうです。


■[飲食OK](発表者募集中!)1日目-ライトニングトーク(by OSCスポンサー)


お昼を食べながらLTを聞いてました。
宮原さんの日本最東西南北端の話がとても面白い。
「東に行き過ぎると銃撃される」


■監視もジョブもDevもOpsも「Hinemos」で ~監視・ジョブ機能を併せ持つ唯一のOSS 最新「Hinemos ver.5.0」のご紹介~


Hinemosが5.0になったのはメール等で認識していたのですが
詳しく調べてなかったので、このセッションに参加しました。

Zabbixと比較して、Zabbixは設定をゴリゴリ書けるけど属人化しやすい。
なのでGUIでパラメータを埋めるだけで、閾値を設定して監視することができるようになった。
また、ジョブ管理に力を入れたとのこと。
さらに目指しているのChefとかの環境構成らしいです。

設定が楽ちんっぽいですし、日本のOSSなので日本語ドキュメントもあります。
使ってみたくなりました。


■Postgresへのスマートなデータ移行とアプリケーション開発


このセッションすごかったです。
トラブルシュートと同じくアシストさん。

・Oracle to Postgresの移行ステップと活用ツール
・Oracle to Postgres移行手法と検証結果
・Postgres Enterprise Managerによる運用デモ


マイグレーションするなら移行ステップがあります。
そんな時に「Oracle Migration Assesment(OMA)」というツールが使えます。
これ、移行対象のOracleスキーマに対して、移行難易度を診断する有償のサービスですが、
使用している機能やオブジェクト、データ量などを分析して、
移行難易度をスコア化してくれるそうです。
使ってみたい。。


移行の段階になったら、そこで使う移行ツール管理ツールが必要になります。

移行ツール:SI Object Browser ER
 → Oracle、MySQL、Sybase、SQL Serverからのデータ移行が可能なGUIツールです。

デモで簡単にポチポチしてたら、あっという間にテーブルの型とかを変換とかして移行しちゃいました。
すっごい便利そうです!欲しいです!!


管理ツール:SI Object Browser for Postgres
 → GUIでデータ操作、SQL発行、パフォーマンス向上などの行うことができる開発支援ツールです。

こちらもデモでポチポチしてたらあっという間にデータ操作してしまいました。
なにこれ魔法?って感じです。


あとはCUIになりますが
Postgres Plus Migration Toolkit(MTK)ってのもありました。
他のRDBMSからPostgres Plus Enterprise Edition(PPEE)へのデータ移行ツールらしいです。

で、ちらっとおっしゃってたのですが
「おら つー PG」
というツール?が別途あるみたいです。
OSSかもしれません。
近いうちに探してみて、OSSなら使ってみようと思います。

他にも
EDB*Loader とか xDB Repplication とかデータ移行ツールがたくさんでてきました。

アシストさんの有償ツールが大半のような気がしましたが、後日別途詳しく調べたいと思います。



■オープンソースをベースとしたIOTの活用方法について


IOT絡みのセッションも聞いておこうかなと思って聴講したんですけど
なんかよくわかりませんでした。

身の回りの回数?をカウントするメカを2か月で作って、
あとは各種OSSでデータを収集してクラウドに投げてます。

って話だったんですけど、「へぇ・・・」って感じでした。

個人がIOTを実施するPersonal IOTという考え方を説いていらっしゃいました。
「個人」IOTを作りませんか?
だそうです。


■ビッグデータをリアルタイムに処理するための、 Amazon Kinesis、Apache Storm、かもめ GUSTを比較してみました!



リアルタイムデータ処理をなぜやるか?
「情報」は天文学的な量に膨れ上がりつつあるからだ。 
2020年には30ゼッタバイトを超える。だそうです。 ゼッタバイト・・初耳な単位です。

で、
これまでのバッチ処理ではデータを保存した後に個別の処理を行うスタイルが一般的でした。
でもバッチはデータの加工等がたいへん。
なので今流れているデータを即時に処理し、次のアクションへつなぐ!

そこで
リアルタイムデータ処理の基盤としてGUSTという製品を開発したらしいです。

ところが
「Amazon KinesisやApache Stormと何が違うの?」
って言われるので比較したそうです。

・Amazon Kinesisとは
 大量なデータのアルタイム処理をサポートするAWSのフルマネージメントサービス
 データをバッファ処理するかしょを担っている
 Kinesisにはデータを処理する機能がない


・Apache Stormとは
 リアルタイム分散処理の「フレームワーク」です
 バッファリングされたデータ取得から集計処理までの処理全体をプログラミング
 入力処理から解析、出力処理まで自由にプログラミングできるが、全部つくらないといけない

・GUSTはどういうものか
 今流れているデータを適切に迅速に活用するためのリアルタイムデータ処理「アプリケーション」

 多様なルールエンジンを標準搭載したAP
 プログラミングレスで導入可能
 カスタマイズによる処理ルールIFの拡張可能
 オンプレミス・クラウドどちらでも設置可能
 処理ユニットのスケールアウト可能
 中継キューとしてKVS


GUSTはアプリなんで、手軽に使えるよって話らしく、プログラミングもしないでいいですとのこと。

わかるようなわからないような感じでしたが、とりあえず便利そうでした。



■MySQL 5.7で遊んでみよう


目玉セッション。
日本MySQLユーザ会のyoku0825さんの講演でした。

5.7.9がGAしたので、遊んでみました。

まず
パスワードがないと入れない
エラーログにある
var/log/mysqld.log  を grep password してあげるそうです。

っていろいろやってたので
これはスライドを各自で確認してください。

yoku0825さんが先ほどスライドを公開していたので、探せばでてくるはずです。



▲各ブースにお邪魔しました

11時から1時間と、セッションの合間に各展示ブースを巡ってました。
今回もたくさんグッズがもらえました。

個人名は控えさせていただきますが
JPUG、MyNA、アップタイムテクノロジー社などなど
普段お世話になっている方々にご挨拶できました。
名刺を提示したら
「あ、そのアイコンの人ですか!」
「PostgreSQLの人ですよね」
などなど、ありがたいお言葉をたくさん頂けました。


★初日を振り返って

多くの方々にご挨拶できて良かったです。

アシスト社さんのPostgreSQLの2つの講演が非常に有意義でした。
資料をありがたく活用させてもらおうと思います。
また、yoku0825さんのMySQLの話、とても面白かったですw
MySQLも今後は今より接していこうと再認識できました。

あと「IoT」って言葉は変にバズってて
「温度センサーを設置して温度測定しました」
って話ばかりなのは気のせいでしょうか。
他のイベントでもそんな話だったんですけど。。。


以上

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